9月ですから その1
9月1日は、防災の日でした。
だからというわけではなくて・・・、
3月の大震災以降、萬劇場では、
全ての公演団体さんに避難訓練を実施してもらっています。
まもなく本番というピリピリした中、貴重な時間を割いて頂くので、
こちらも効率よく進行できるよう、真剣に臨みます。
ニコニコしてたら、訓練の雰囲気もゆるくなるし、本番前の緊張感を壊してしまいそうで・・。
大きな揺れが来る。
舞台監督と照明さんが、場内を明るくする。
アナウンス担当が舞台上で、揺れている間は席を立たないようお客様に伝える。
会場係が二か所の出口ドアを開放する。
この間に責任者が、いったん公演を止めて避難するかを判断し、事務所に伝える。
初期消火担当者は・・、
といった段取りを確認し、最後は全員ロビー外に避難して訓練終了。
約15分を費やしますが、やってみて分かることが必ずあります。
どの劇団さんも、初日があけてからでいいですか?なんてことは言いません。
ところで9月1日がなぜ防災の日かといえば・・、ですね。
今、上演中の芝居は、大正12年の東京が舞台です。
私はモニターでしか見ていません(楽日に生で観れたらいいな)が、今の時期に、地震を取り上げることの
難しさや大変さに、正面から取り組んできた作品と感じてます。
もちろん、地震を想起させるモノには一切触れたくない、という方には、お勧めできませんが。