
新しい課題に進む人もいます。ひとつの昔話を、役柄や役割で分けて、2人でひとつの世界を作るのです。
まずは振り分けを。
演技の刺激やアイデアを、相手からもらえるのですから、やりやすいようにも見えます。もちろん、相手があってのことですから、より頑張らなければならなかったり・・。アップの指導を終えたYさんは、一人の役者に戻って真剣勝負です。一番キャリアのある彼女の声が、2階まで響いてました。声が大きければいいってもんじゃないけど、その気持ち、他のみんなにも伝わってるかな。

みんなが楽しんじゃってる?のが、鈴木さんがやってみせてくれる演技です。鈴木さんならこうやる、こうもできる、こうやるとこんなんになっちゃう・・、ここでしか見られません。台本や設定のどこを足がかりにして、なにを意識して、どう組み立てていくのか、本番に向けて試行錯誤していく役者の大先輩の演技術、みんな盗め!
「そりゃ鈴木さんは、すぐにできちゃうけどさ・・」と思ってる人がいたら、大間違いです。失礼な言い方だけど、鈴木さんだって、ダメな演技もすれば、落ち込みもしてる筈で、それは参加者と一緒。もちろんレベルは違いますけど、みんなと同じ苦労や足踏み、そして何より努力をしてるのです。

「まんじゅうこわい」組のSさんとWさんも、それぞれ一人の語りをやって、よくなってきたよのOKが。Wさん、ちょっと甘めのOKだけど、小首を傾げてないで素直に喜びなさいよ。とにかく今までできなかったことができるようになったのだから。
次のステップで、2人一緒にやることに。たちまち馬脚を現してしまいましたが・・。Sさん、Wさんは、2月の部活公演「山手線☆に乗る」で、急速にうまくなった2人です。よくやったと思います。でも、役者さんは誰でもそうですけど、公演が終わるとがくっと下がりました。「その繰り返しだからね」と鈴木さんにも言われてますが、ここでじれたり焦っても仕方ない。踏ん張ってほしいです。
Yさんは、後半一人別メニュー。ナレーター志望の彼女には、8・21の日舞「浴衣ざらい」で、演目紹介のアナウンスを担当してもらうことになったのです。その語りを、鈴木さんに指導してもらいました。「いつも教えてるのとは正反対のことを言うよ」、「せっかくだから、そのクセを今直しちゃいましょう」と・・。
クセを直すには、解決法が必要です。語尾をあっさり言ってしまう彼女には、「です」を丁寧に言えるよう、その前の言葉のどこを立てる、間を空けるとやりやすい、などなど見てるこちらも勉強になります。
マイクの距離や声の大きさも教えてもらい、あとは本番、Yさんよろしくです。