小屋入り前の事前PCR検査について

まず、
萬劇場では過去ありませんが、体調不良の方がいる場合は、医師の診断によりpcr検査。
陽性の場合は全員pcr検査、結果が出るまで活動停止、結果により公演実施の判断をする流れが見えていますので、ここでは触れません。


本題です。
「全員自覚症状はない、公演前にpcr検査を受けるべきか?」という利用団体様からのお問い合わせにつきましてここでお話させて頂きます。

現在萬劇場は、各団体様ごとに劇場との感染対策協議を持って頂いています。その中でPCR検査のメリットデメリットの情報をお伝えし、話し合いの中で最終的な結論をお出し頂いています。
昨年夏からの有観客公演で、大半の団体様が事前のPCR検査を受け、かつ本番中のマウスシールド着用で公演されていますが、そうでないケースも以下のようにあります。

・客席と舞台の距離を4m離した。出演者は仕事関連で定期的なPCR検査を受けており、事前のPCR検査、マウスガード着用なし。
・舞台と客席の間にアクリル壁を立てた。本番中はサージカルマスクとクリアマスクを着用。事前PCR検査なし。
・出演者は本番マウスシールド着用。事前PCR検査なし。

これらは、団体様の出演者構成や状況、その他の感染対策への取り組み、時々の感染拡大状況も踏まえて、
話し合いの中で合意してきた経緯がありますので、一概に、これをやればこれをやらなくてもいい、というものではありません。そもそも劇場は「許可」する立場ではなく、団体様に、出来得る限りの感染対策を実施して頂く「サポート」役と、私どもは考えています。

萬劇場のPCR検査についての考え方の根っこを、もう少しご説明致します。

公演前のpcr検査は、公演期間中の集団感染が起きる可能性を減らす有効な手段と考えています。
(現在報道されている変異ウイルスも検出することは検査キットメーカーに確認済み)
また、全員陰性の検査結果がお客様の安心に繋がる側面も見て来ました。

しかし、pcr検査は、すでに感染力を失ったウイルスも約1ヶ月間検知します。
(昨日、保健所、メーカーから確認。昨年夏の時点では両者共に否定していました)

つまり、
人に感染させてしまう恐れはなくても、結果が陽性であれば自宅待機、公演が出来なくなるという事態も起こり得る、ということです。
(pcr検査はいつ感染したかは分からないため、保健所は一律の対応をします。)

事前のpcr検査を受ける団体様は、そうした可能性も承知した上で、実施しています。
(萬劇場は、その方々へのサポートとして、pcr検査機関や検査キットの信頼性の確認、ご紹介などの手伝いをしています。)

また、そうした可能性があるから事前のpcr検査を受けたくないというお考えも、否定はしません。
その方々とは、稽古段階からの感染対策を協議頂き、上記のケースのように取りうる感染対策をご提示頂いています。

事前PCR検査についてのお問合せに、もっと簡潔にお答えできればよいのですが、どうしてもこのような文章になってしまいます。
私共の考え方が少しでもご理解頂ければ幸いです。